- 新刊案内
すべての会計人に捧ぐ。『会計太平記』シリーズ全三巻 3/19(日)同時発売!
株式会社金風舎(東京都・新宿区)は『会計太平記』(第一巻~第三巻)を3/19(日)に発売します。
会計の「戦乱時代」を惜しみなく著す
昭和の終りころ(1980年代後半)から平成の御代(1989年‐2019年)は、企業会計や監査をめぐる様々な会計事件が起こり、会計の動乱のときといえます。
本書は動乱の南北朝時代を記した軍記物語『太平記』にあやかって反語的な書名を付しているのです。
そんな動乱の時代の日本企業の会計報告と公認会計士監査をめぐる事件を綴り、昭和末・平成・令和と、日本経済と日本企業の来た道を会計や監査の視点から振り返る日本会計史です。
日本企業の会計報告をとりまく事件や動向から、どんな企業行動が行われたかを考察、紹介し、そこから日本経済の来た道への省察を行います。
さらには、日本経済や企業文化まで考察を波及させ、従来の企業会計本の殻をやぶりたいという思いで綴った意欲作です。
公認会計士・税理士などの職業会計人はもちろん、会計学を学ぶ方の副読本、企業の 監査役・監査委員等、広くビジネスマンに手に取っていただきたい書籍になっております。
目次
第1巻
会計太平記 第1巻 | 金風舎 (kimpusha.co.jp)
第一章 アングロ・サクソンからの挑戦-グローバル会計記-
第二章 住専とゼネコンからの挑戦-不良債権会計記 その1-
第三章 飛ばしからの挑戦-財テク花火の始末記-
第四章 RAP(ラップ)からの挑戦-不良債権会計記 その2-
第五章 ウリアゲ創りからの挑戦-不良収益会計記-
第六章 エクイティ・ファンデングなど仕儀記
-ロッキード・大和銀行ニューヨーク支店・西武鉄道の各事件も-
第七章 カネボウと中央青山監査法人の仕儀記
第八章 エンロンとアンダーセンの興亡記
第九章 ニッポン会計士躁鬱記-ある専門職業の70余年-
第十章 世に知らしめたい会計士琢磨-職業会計人たる要件-
第2巻
会計太平記 第2巻 | 金風舎 (kimpusha.co.jp)
第一章 公正価値からの挑戦-時価会計記-
第二章 破綻への誘いからの挑戦-不良債権会計記 その3-
第三章 金融工学からの挑戦-デリバティブ会計記-
第四章 ニュー・エコノミーからの挑戦-新興企業行状記-
第五章 連結逃れからの挑戦-連結会計変遷記-
第六章 ライブドアとアーバンの仕儀記-資本市場お騒がせ録-
第七章 日興コーディアルグループの仕儀記
第八章 オリンパス財テク損始末記-飛ばしからの挑戦 その2-
第九章 内部統制報告異聞-ある狂騒記-
第十章 異説リスク・アプローチ監査-その出自を探る-
第3巻
会計太平記 第3巻 | 金風舎 (kimpusha.co.jp)
第一章 収斂ウイルス感染症の観望記
-アングロ・サクソンからの挑戦 その2-
第二章 金融危機からの挑戦-不良債権会計記 その4-
第三章 高齢社会からの挑戦-退職金会計記-
第四章 先走りM&A会計からの挑戦
-合併・買収の会計の新展開-
第五章 ROE経営と報酬経営からの挑戦-働く人おきざりの記-
第六章 その後の主役たち-ウリアゲ創りからの挑戦 その2-
第七章 東 芝 の 仕 儀 記
第八章 災害からの挑戦-東日本大震災とコロナの災禍記-
第九章 監査人の生い立ちの記-ビッグ・フォーの来た道-
第十章 監査報告書年代記-紋切り型時代の変格報告-
著者プロフィール
佐 藤 真 良(さとう まさよし)
1975年 早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。卒業後、当時のビック8(現 在のビック4)の一つであるクーパース ・ アンド・ライブランド(現プライスウオー ターハウス・クーパース)事務所入所。1979年 公認会計士登録(6419号)。 中央監査法人(当時)国際部門のパートナーとして国際的企業の監査業務を 経て、金融関連サービスで著名な東京共同会計事務所パートナー(2009年より顧問)。