書籍名:仙台発ローカルメディア最前線:元地方紙記者が伝えるインターネットの未来

仙台発ローカルメディア最前線:元地方紙記者が伝えるインターネットの未来

著者:佐藤 和文

定価:電子版:700円(税込) ペーパーバック版:1,320円(税込)

ISBN:978-4903628318

サイズ:四六判ペーパーバック

Outline書籍の概要


「地域」「メディア」「インターネットあるいはデジタル」を掛け算して見えてくるはずの未来ビジョンは、何よりも自らがよって立つ「地域」から描き出す必要がある。

その信念をもとに、仙台に活動拠点を置く著者が、地元で活躍するローカルメディアを紹介する。

○内容紹介

「地域」「メディア」「インターネットあるいはデジタル」を掛け算して見えてくるはずの未来ビジョンは、何よりも自らがよって立つ「地域」から描き出す必要がある。その信念をもとに、仙台に活動拠点を置く著者が、地元で活躍するローカルメディアを紹介する。

・市民を通信員としてニュースを発信する「TOHOKU360」
・コンテンツ発信を通して”場”や”コミュニティ”を創出する「メディアージ」漆田 義孝氏
・3.11の震災記録などを集め、アーカイブ化する市民参加型の地域アーカイブ

新聞社を含む地方のメディアがこれからの時代、どのように情報を発信していくのか。
地域コミュニティとローカルメディアとインターネットの関わりから、今後の地方の行方を考える。

記者として20年、新聞社のインターネット担当として20年。仙台の地で、最初期から地方メディアにおけるインターネットの現場を見てきた元河北新報記者による、ローカルメディア最前線の報告。

Contents目次

初めに/「次の20年」は地域メディアのために

第1部 仙台発・メディアチャレンジ

  • 地域メディアと地方のメディアプレイヤー
  • ページビューだけでは測れないメディアの価値
  • 震災で見えてきたメディアの真価

◆TOHOKU360の挑戦

  • 市民を通信員として発信する「ニュース」
  • TOHOKU360発のニュース作り
  • TOHOKU360の核心に迫る-安藤編集長インタビュー

◆ウルッシーの八面六臂

  • ウルッシーにとってのメディアの取り組み
  • ウルッシーが創出する「場」の配信
  • マスメディアの対極にあるもの
  • 地域メディアにおけるタスクのあり方
  • ウルッシーが目指す未来のメディア像

◆地域アーカイブの地平

  • 人々の記憶をアーカイブ化する
  • 目指すものは「市民が使い倒せるアーカイブ」
  • アーカイブが示すマスメディアの未来

 

第2部 わがこと編

◆ネット担当を命ず

  • 一記者がネット担当者に
  • 新聞社の人間としてネットを知るために

◆収益? 誰が? 現場の本音

  • インターネット・新聞・新聞社
  • 「コミュニティ」が大事
  • インターネット上に作ったコミュニティ
  • 河北新報社の取り組み「ふらっと」
  • 震災で見えた「ふらっと」の可能性

 

第3部 識者インタビュー

◆「メディア・ビオトープ論」を再考する。

  • メディア・ビオトープ論とは
  • 水越さんインタビュー

◆「未来ビジョン」という考え方

  • 当事者となって未来を考える
  • 未来ビジョン実践レポート
  • 三木さんインタビュー

終わりに/実験は終わった。ネットを恐れるな!

著者プロフィール

佐藤 和文(さとう・かずふみ)

佐藤 和文(さとう・かずふみ)
一般社団法人メディアプロジェクト仙台 代表


東北大法学部卒業後、1974年4月、河北新報社入社。編集局報道部、東京支社編集部、編集局特報部等を経て、1997年4月から2012年3月末までメディア局。メディア局長、デジタル戦略委員会シニアアドバイザー等を務めた。河北新報社を退職後、2014年4月に一般社団法人メディアプロジェクト仙台を設立し、代表理事に就任。地域メディアや非営利組織をテーマに、フリーの立場で取材活動を続けている。仙台市出身。


一般社団法人メディアプロジェクト仙台:
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