- ノンフィクション
書籍名:仙台発ローカルメディア最前線:元地方紙記者が伝えるインターネットの未来
Outline書籍の概要
「地域」「メディア」「インターネットあるいはデジタル」を掛け算して見えてくるはずの未来ビジョンは、何よりも自らがよって立つ「地域」から描き出す必要がある。
その信念をもとに、仙台に活動拠点を置く著者が、地元で活躍するローカルメディアを紹介する。
○内容紹介
「地域」「メディア」「インターネットあるいはデジタル」を掛け算して見えてくるはずの未来ビジョンは、何よりも自らがよって立つ「地域」から描き出す必要がある。その信念をもとに、仙台に活動拠点を置く著者が、地元で活躍するローカルメディアを紹介する。
・市民を通信員としてニュースを発信する「TOHOKU360」
・コンテンツ発信を通して”場”や”コミュニティ”を創出する「メディアージ」漆田 義孝氏
・3.11の震災記録などを集め、アーカイブ化する市民参加型の地域アーカイブ
新聞社を含む地方のメディアがこれからの時代、どのように情報を発信していくのか。
地域コミュニティとローカルメディアとインターネットの関わりから、今後の地方の行方を考える。
記者として20年、新聞社のインターネット担当として20年。仙台の地で、最初期から地方メディアにおけるインターネットの現場を見てきた元河北新報記者による、ローカルメディア最前線の報告。
Contents目次
初めに/「次の20年」は地域メディアのために
第1部 仙台発・メディアチャレンジ
- 地域メディアと地方のメディアプレイヤー
- ページビューだけでは測れないメディアの価値
- 震災で見えてきたメディアの真価
◆TOHOKU360の挑戦
- 市民を通信員として発信する「ニュース」
- TOHOKU360発のニュース作り
- TOHOKU360の核心に迫る-安藤編集長インタビュー
◆ウルッシーの八面六臂
- ウルッシーにとってのメディアの取り組み
- ウルッシーが創出する「場」の配信
- マスメディアの対極にあるもの
- 地域メディアにおけるタスクのあり方
- ウルッシーが目指す未来のメディア像
◆地域アーカイブの地平
- 人々の記憶をアーカイブ化する
- 目指すものは「市民が使い倒せるアーカイブ」
- アーカイブが示すマスメディアの未来
第2部 わがこと編
◆ネット担当を命ず
- 一記者がネット担当者に
- 新聞社の人間としてネットを知るために
◆収益? 誰が? 現場の本音
- インターネット・新聞・新聞社
- 「コミュニティ」が大事
- インターネット上に作ったコミュニティ
- 河北新報社の取り組み「ふらっと」
- 震災で見えた「ふらっと」の可能性
第3部 識者インタビュー
◆「メディア・ビオトープ論」を再考する。
- メディア・ビオトープ論とは
- 水越さんインタビュー
◆「未来ビジョン」という考え方
- 当事者となって未来を考える
- 未来ビジョン実践レポート
- 三木さんインタビュー
終わりに/実験は終わった。ネットを恐れるな!