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書籍名:会計太平記 第1巻
Outline書籍の概要
昭和の終りころ(1980年代後半)から平成の御代(1989年‐2019年)は、企業会計や監査をめぐる様々な会計事件が起こり、会計の動乱のときといえます。
本書は動乱の南北朝時代を記した軍記物語『太平記』にあやかって反語的な書名を付しているのです。
そんな動乱の時代の日本企業の会計報告と公認会計士監査をめぐる事件を綴り、昭和末・平成・令和と、日本経済と日本企業の来た道を会計や監査の視点から振り返る日本会計史です。
日本企業の会計報告をとりまく事件や動向から、どんな企業行動が行われたかを考察、紹介し、そこから日本経済の来た道への省察を行います。
さらには、日本経済や企業文化まで考察を波及させ、従来の企業会計本の殻をやぶりたいという思いで綴った意欲作です。
公認会計士・税理士などの職業会計人はもちろん、会計学を学ぶ方の副読本、企業の 監査役・監査委員等、広くビジネスマンに手に取っていただきたい書籍になっております。
Contents目次
第一章 アングロ・サクソンからの挑戦-グローバル会計記-
第二章 住専とゼネコンからの挑戦-不良債権会計記 その1-
第三章 飛ばしからの挑戦-財テク花火の始末記-
第四章 RAP(ラップ)からの挑戦-不良債権会計記 その2-
第五章 ウリアゲ創りからの挑戦-不良収益会計記-
第六章 エクイティ・ファンデングなど仕儀記
-ロッキード・大和銀行ニューヨーク支店・西武鉄道の各事件も-
第七章 カネボウと中央青山監査法人の仕儀記
第八章 エンロンとアンダーセンの興亡記
第九章 ニッポン会計士躁鬱記-ある専門職業の70余年-
第十章 世に知らしめたい会計士琢磨-職業会計人たる要件-