- 歴史・地理
書籍名:福岡工業学校 教師・卒業生 列伝Ⅲ 明治の工業学校に生きた人々
Outline書籍の概要
明治29年(1896)に福岡市に設立された福岡工業学校の沿革史。
第3弾。
本書は、創設時である明治時代および大正時代初期の先生、卒業生の8人に焦点をあて軌跡を紹介しています。
明治29年(1896)に福岡市に設立された福岡工業学校の沿革史。
創設時である明治時代および大正時代初期の先生、卒業生の8人に焦点をあて軌跡を紹介しています。
その様子を当時の写真などの参考資料を交えて書籍化。
福岡工業学校の歴史や沿革に沿って、当時の状況を著者がまとめあげました。
あとがきより
“さて、「列伝」の当初の目的は達せられたかという問いには、思い半ばに過ぐという感慨を述べるにとどめたい。福岡工業学校の客観的な記録のささやかな集積の一部となすことはできたと考えているが、これらが今後の福岡工業高等学校にどのように響くかは全く予測しがたい。しかしながら、戦前期の後二人の校長はじめ未だ興味を持ち続けている人物が存在していて、資料もある程度ありこれからはまた締め切りなしの自由な諸先達との会話を楽しみとしたいと考えている。”
○監修者プロフィール
石井 金藏(いしい・きんぞう)
昭和7年(1932年)福岡市生まれ。
昭和25年福岡県庁入庁、昭和38年福岡市へ移籍、建築審査第一課及び住宅建設課の各課長、次いで建築指導部、住宅建設部の各部長を歴任して平成2年に退職する。福岡裁判所において民事調停委員、建築専門委員を務め平成16年退任する。平成30年9月逝去。
○関連書籍
Contents目次
1・藤川勝丸 福工の中興ー福岡工業学校第2代校長
2-1・城戸開内 幕末維新の蒸気船乗りから福工機械科教師へ
2−2・上野壯吉 伝説の教師ー慈愛のひと
3・三條榮三郎 旧福岡県庁舎を設計する
4・野田敏郎 近代博多織中興の祖ー県工業試験場初代場長
5・徳永庸 励みに生きるー早稲田大学建築学科第一回生
6・岩崎徳松 中村與資平のもと朝鮮建築界で活躍
7・毛利輝雄 自動車工業の先駆けとしてー不世出の技師 東京瓦斯電で活躍