- 歴史・地理
書籍名:福岡工業学校 教師・卒業生 列伝Ⅱ 明治の工業学校に生きた人々
Outline書籍の概要
明治29年(1896)に福岡市に設立された福岡工業学校の沿革史。第2弾。
本書は、創設時である明治時代および大正時代初期の先生、卒業生の7人に焦点をあて軌跡を紹介しています。
○概要
明治29年(1896)に福岡市に設立された福岡工業学校の沿革史。
創設時である明治時代および大正時代初期の先生、卒業生の7人に焦点をあて軌跡を紹介しています。
その様子を当時の写真などの参考資料を交えて書籍化。
福岡工業学校の歴史や沿革に沿って、当時の状況を著者がまとめあげました。
あとがきより
“何事においても先逹の実績を明らかに根幹を掘り下げ、その在り方を確かなものにするという行いは、その上に聳え立とうとする幹の成長への良き施肥養生となる。そしてそれは後に続くものの発展に欠かせないものである。このように考えれば、先達の事績を新たな記録として留める意義は、後世が持つべき将来像へと繋がっていくことになると考えられる。つまり我々のそのような先逹に繋がっているという意識は、また後世に繋がっていくのではないだろうか。”
○監修者プロフィール
石井 金藏(いしい・きんぞう)
昭和7年(1932年)福岡市生まれ。
昭和25年福岡県庁入庁、昭和38年福岡市へ移籍、建築審査第一課及び住宅建設課の各課長、次いで建築指導部、住宅建設部の各部長を歴任して平成2年に退職する。福岡裁判所において民事調停委員、建築専門委員を務め平成16年退任する。
Contents目次
1・西原吉次郎 福工建築科最初の教師と教え子たち
2・大中肇 タウン・アーキテクト—建築官僚から街の建築家へ
3・中牟田三次郎 造形へ美を求めて—早世の彫刻家
4・権藤要吉 アール・デコの粋を究める—内匠寮の建築家
5・矢野倖一 創意と工夫の人—自動車づくりにかける
6・松田軍平 アーキテクト・建築家の誇り—建築家の職能確立につくす
7・石橋正 学究の人—金属の強さを探究して