書籍名:続・勝つためのカンボジア投資

続・勝つためのカンボジア投資

著者:谷 俊二

定価:本体価格 1,800円+税

ISBN:978-4-910491-19-6

サイズ:四六判並製

Outline書籍の概要

カンボジアほど有望な投資環境がある国はない。

国内のGDPは1990年代後半と比較し約10倍に拡大。国の経済成長率はこの10年間、5〜8%の高水準で長期に渡り推移。平均年齢27.9歳という若い力が経済を支えている。

しかし、これほど優れた投資環境があるにも関わらず、お世辞にも成功している現地不動産開発プロジェクトはほとんど存在しない。

11年前、トランク一つで見ず知らずのカンボジアへ渡り、これまで首都・プノンペンの一等地に高級コンドミニアム4棟を建設、現地不動産開発の「伝説」となった日本人がその謎を一刀両断。投資で「勝つ」ための大前提となる、心構えやマインドをお伝えする。

また、本書ではカンボジアの投資環境としても魅力・メリットをわかりやすく解説。海外不動産投資にまつわるリスクやデメリット、それを回避するポイントに言及。目まぐるしく変化する、カンボジア国内の法制度やルールの最新情報をお伝えする。2028年完成予定、カンボジア国内最大320メートル・77階建て超高層コンドミニアム「Jタワー3」開発秘話にも迫る。

開発秘話と併せ、2020年に刊行された『実録 勝つためのカンボジア投資』(幻冬舎)の「カンボジア奮闘記」のエピソード2を掲載。詐欺まがいな現地コンサルタントとの攻防、日系の現地企業との駆け引き、現地建設現場のワーカーとの奮闘、数多くの熱いドラマの結晶が「Jタワー」シリーズなのである。

「勝手を知らない環境だからこそ、他人の意見を鵜呑みにするのは大きなリスクとなります。必ず自分の目と耳で現地を確かめ、自分の頭で考えること。」(本書より)

投資で本当に勝ちたいのなら覚悟が必要だ。 正しい情報を得ること、リスクも承知で腹を決めて決断すること、そして手間を惜しまないこと。本書を読み終えた後、きっとあなたも「勝つためのカンボジア投資」が見えてくるはずだ。

Contents目次

はじめに 投資は勝たなければ意味がない!

 

第1章 あなたがカンボジア投資で「勝てない」理由
カンボジアは「真面目にやれば必ず稼げる国」
カンボジアで商売をしてきた日本人の実態
カンボジア投資の失敗を招く3つの「不足」
いまだに「東南アジア=発展途上国」と見下す日本人
現地ビジネスで問われるのは、アウェーで戦う「覚悟」
5週間で売り切った高級コンドミニアム「Jタワー2」
カンボジアの歴史を変える! 新プロジェクトが始動
10年をかけて築いた「カンボジア投資の第一人者」の地位
【コラム①】『北斗の拳』のモデルにもなった「力が支配する国」

 

第2章 これだけある! カンボジア投資をお薦めできる理由
カンボジアの民主化と復興は日本が支えた
平均年齢27.9歳! ASEANでは3番目に若い国
経済成長率は5%以上!
自国通貨のほかに「USドル」が流通している?
デジタル化が「カエル飛び」で進展!
国全体が“経済特区”! 送金規制が緩やか
カンボジアの法律は日本人がつくった?
借地借家法がない? 「大家最強」の国
【コラム②】プノンペンは「金辺」――金が散らばった土地

 

第3章 海外不動産投資のリスク・デメリットを理解しよう
「物件が完成しない」リスクとは?
参入障壁が高いのは逆にチャンス!
「安物買いの銭失い」は必ず失敗する
不動産投資は「売って終わり」ではない
ムリしてやるなら、やらないほうがいい
【コラム③】「カンボジアの三菱地所」を目指して

 

第4章 間違いだらけ! 日本人のカンボジアへの認識
「カンボジア=貧しい」の偏向報道
カンボジアは「親日国」「微笑みの国」とは本当か?
異国でのビジネスは「武器を持たない」戦争だ!
必要なのは「ナメたら土砂かけたるぞ!」のリーダーシップ
現地のルールのもとで戦う覚悟を持て
【コラム④】カンボジア人の指導は「生活指導の先生」のよう?

 

第5章 海外で事業・投資を行う国はこう見極めろ!
その国を好きになるより、自分がその国で勝てるか?
稼ぎたければ情報弱者になるな!
日本人投資家を騙そうとする人たち
日本人はなぜ中国物件ばかり買いたがるのか?
家賃保証物件は絶対にダメ!
【コラム⑤】いつ行われる?「悪魔の線引き」

 

第6章 絶対役立つ! カンボジア不動産投資の着眼ポイント
「立地・価格・品質」が絶対条件
カンボジアの物件は「管理」で買え!
合弁企業による乗っ取りを回避せよ!
コンドミニアム物件は「外国人取得枠」に騙されるな
カンボジアでの不動産権利書は「ハードタイトル」で!
ソフトタイトルのコンドミニアムには注意!
賃貸借契約で盛り込んでおくべき条項とは?
日系企業でもライセンスを保持していない業者はいる?
【コラム⑥】「ジャパンクオリティ」の普及に貢献

 

第7章 「Jタワー2」でさらに確立したカンボジアでの地位
「カンボジア初」を多数獲得した「Jタワー1」
43階建ての「Jタワー2」プロジェクトが始動
現場のワーカーへの指導と労務管理を徹底
日系大手商社現地の社長に「アホかおっさん!」
完成間近でまさかのストライキ?
「Jタワー2」でカンボジアでの地位をさらに確立
【コラム⑦】横行する日本人の不正との戦い

 

第8章 カンボジアの発展と威信の象徴へ――一大プロジェクトへの挑戦
「投資が先」から「住むが先」への逆転の発想
ライバルはマンハッタンの最高級コンドミニアム
最適な用地が見つかり、実現に向け一歩前進
320メートル級の「スーパートール」をプノンペンに!
たった5分で首相の許可が下りた!
カンボジア王国公認のビッグプロジェクト、ついに始動
11年前の自分に伝えたいこと
【コラム⑧】資産なき者は勝たん!

 

おわりに 私がベンツで駄菓子を運ぶ理由

著者プロフィール

谷 俊二(たに・しゅんじ)

1967年生まれ。大学卒業後、野村證券勤務を経て、現TANICHU ASSETMENT Co.,Ltd. CEO。日本、カンボジア両国で不動産業・投資を営み、カンボジア不動産開発の日系第一人者。首都プノンペンの中心地でプロデュース・建設した日系初分譲タワーコンドミニアム「J-Tower」は、わずか5週間で完売。現在は同じくプノンペンに320m級77階建てのシンボル物件「J-Tower3(2028年完成予定)」を建設中。