書籍名:賃労働に怒る。

賃労働に怒る。

著者:小峰ひずみ

定価:500円(税込)

Outline書籍の概要

革命的であるために、妄想を始めよう──。 それでは、革命的な妄想とはなにか。たとえば「なぜ、私たちは誰かに指図することに不快感を覚えるはずなのに、金をもらうとそれが当然だとさえ思ってしまうのか?」……こんな妄想。多くの人々が従事する「賃労働」という営み。対価の低さに不満を覚えることはあっても「賃労働」そのものに疑義を呈すことはないのではないか。そんな問いから出発し、ジョン・スタインベックの『怒りの葡萄』、2025年の大阪万博などを論じながら、この「革命的な妄想」は展開していく。

次世代の教科書」編集部/妄想講義シリーズ 第12巻

「面白くて役に立つ本を次世代へ」をコンセプトに、まだ世の中であまり知られていないけれど、面白くて重要な気づきを与えてくれる内容に光を当てる「次世代の教科書」編集部の新シリーズ。

今回は「妄想」をテーマに、明るい未来を作るための「考える力」を習慣にする講義シリーズです。「賃労働」「不妊治療」「SNS時代のコミュニケーション」「エアコンのない生活」など、テーマは多様で今もっとも新鮮でリアルな価値観やテーマを学ぶことができます。多様な執筆人が「妄想」を語り、読者に新しい未来の可能性を与えます。

オムニバス単行本

正解がない時代を楽しく生きるために、「考える力」を習慣にできる! 24人の[次世代の]識者が明るい未来の描き方と作り方を語る講義集。
[次世代の]識者、24人の文章がまとめて読める『妄想講義 明るい未来の作り方と描き方』単行本は大好評発売中です。

ご購入はこちら

単行本電子書籍版

電子書籍版は金風舎DCH限定発売です。
金風舎DCHの電子書籍には専用アプリのダウンロードは不要です。また音声読み上げ機能に対応しています。
詳細は以下をご確認ください。

著者プロフィール

小峰ひずみ(こみね・ひずみ)

大阪府生。大阪大学文学部卒。
第65回群像新人評論賞で「平成転向論 鷲田清一をめぐって」が優秀作に選出される。著書に『悪口論 脅しと嘲笑に対抗する技術』(百万年書房)、『平成転向論 SEALDs 鷲田清一 谷川雁』(講談社)。論考に「大阪(弁)の反逆 お笑いとポピュリズム」(『群像』2023年3月号)、「人民武装論 RHYMESTERを中心に」(『ことのは vol.6』)、「平成世代が描く左翼像」(『中央公論』2022年10月号)、「議会戦術論――安倍晋三の答弁を論ず」(『群像』2024年7月号)、座談会に「戦術談義 運動の技術/現場の工夫」(『情況』2024年春号)。