- 人文・思想
書籍名:「盛り」と妄想
Outline書籍の概要
メディア環境学者として若者の「盛り(デジタル上の自分の見た目を加工する)」の文化を研究する著者が、今回「妄想」というテーマで語ったのは、若者の中でメジャーになっていく「自分らしさ」と「他者理解」に対する新しい価値観だ。それを、彼女自身の研究の道筋から丁寧に紐解く。
「妄想」をテーマにしたビジネス書を参照しながら、ビジネスシーンで語られる「妄想」の意義と、若者世代の中で形成されつつある「妄想」的な文化、価値観との対比を緻密に描いていく。スマホが当たり前に普及し、SNSが広まり、バーチャルな自分という第二のアイデンティティが習慣化した若者ならではの自己像が、その考察のカギだ。
“しかし、このようにメディア環境が変化しても、一貫して、若者たちはバーチャル世界で「バーチャルな外見」になり、「リアル世界とは異なるコミュニケーションをして、リアル世界とは異なる基準で評価される」ことを「妄想」し続けてきたのだとわかる。 それは未来でも続くと考える。それをもとに私は、画像コミュニケーションの未来を予測している。” ー本文より引用
次世代をつくる本流になるのは、間違いなく若者世代だ。彼らが作り出す「妄想」の内実を捉えることで、私たちが向かうべきところが明らかになるだろう。
「次世代の教科書」編集部/妄想講義シリーズ 第21巻
「面白くて役に立つ本を次世代へ」をコンセプトに、まだ世の中であまり知られていないけれど、面白くて重要な気づきを与えてくれる内容に光を当てる「次世代の教科書」編集部の新シリーズ。
今回は「妄想」をテーマに、明るい未来を作るための「考える力」を習慣にする講義シリーズです。「賃労働」「不妊治療」「SNS時代のコミュニケーション」「エアコンのない生活」など、テーマは多様で今もっとも新鮮でリアルな価値観やテーマを学ぶことができます。多様な執筆人が「妄想」を語り、読者に新しい未来の可能性を与えます。
オムニバス単行本
正解がない時代を楽しく生きるために、「考える力」を習慣にできる! 24人の[次世代の]識者が明るい未来の描き方と作り方を語る講義集。
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