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  • 自由なんて別に大事じゃなかった

書籍名:自由なんて別に大事じゃなかった

自由なんて別に大事じゃなかった

著者:石井あらた

定価:500円(税込)

Outline書籍の概要

「都会の息苦しい生活から抜け出して、自然豊かな土地でのんびり暮らしたい」 だれもが一度は心に浮かんだことがある願いかもしれない。 だが大体は、日々の忙しさのなかでその願い自体を心の奥底に押し込めてしまっている。 その願望を、実現してしまった人がいる。

彼の名前は石井あらた。 都会から和歌山県の山奥に移住し、「山奥ニート」として10年間、様々な経緯で山奥に集まった若者と共同生活を続けてきた。 起きる時間も、何を食べるかも、何をして過ごすかも、すべて自分次第。 無理して働かなくていい、なんなら一日中ゲームをしていてもいい。 そんな生活が、明日も明後日も、ずっと続いていく。 世間の誰もが羨むような「自由」のなかで彼は暮らしてきた。

しかし、いま彼は街に戻ってきた。 理想の自由を手にしたかに思えた彼の決断の裏側には何があったのか。 彼の「妄想」から見えてきたのは、私たちが囚われていた「自由」への新しい視座と、現実と折り合いをつけながら生きなければいけない私たちへの等身大のメッセージだった。 これは、10年間の「山奥ニート」生活に区切りをつけた著者が今赤裸々に語る回顧録であり、「自由」への提言である。


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著者プロフィール

石井あらた(いしい・あらた)

1988年生まれ。愛知県出身。2014年から和歌山県の山奥に移住。「山奥ニート」を名乗り、小学校の廃校舎にニート・ひきこもりを中心とした若者十数人を集めて共同生活を行う。2020年、その日々を本にした『「山奥ニート」やってます』を出版。世界一受けたい授業、クローズアップ現代、ザ・ノンフィクション等に取り上げられ話題となる。2024年、子育てのため山奥暮らしをやめ、現在は専業親業。