• ホーム
  • 書籍情報
  • シェアハウスという環境が教えてくれること―「結婚して家族をつくる」だけじゃない新しい人生のモデル

書籍名:シェアハウスという環境が教えてくれること―「結婚して家族をつくる」だけじゃない新しい人生のモデル

シェアハウスという環境が教えてくれること―「結婚して家族をつくる」だけじゃない新しい人生のモデル

著者:堀内翔平

定価:500円(税込)

Outline書籍の概要

シェアハウスを運営する社会学者が描く、結婚・家族関係を超えた「新しい人生のモデル」とは?

SNSやマッチングアプリが「出会いのきっかけ」として当然のように使われる社会。今までの生活では巡り会えなかったような出会いがある一方で、「出会い候補者」の中から抜きん出るためのステータスを作ることや、候補者の中から自分に適した人物のステータスを見抜くことに精神を使い、多くの人が疲弊しているようにも感じる。

これらの行き着く先は、「自分にとってメリットが大きいかどうか」だけで人間関係を考え、付き合う人を選別していくという生き方かもしれない。

著者はこの現状を「人間関係が自由市場に近づいている」と表現する。

だが、私たちは本当に「自由市場」のなかで勝ち残りたいのだろうか。 本心はそうではないという人も多いはずだ。 そういう人たちのための、新しい関係のあり方が必要なのではないか。 社会学者であり、長年、京都でシェアハウスを実際に運営してきた著者は、新たな生き方の解をシェアハウスという空間に求める。 一般的にはシェアハウスというと「コミュニケーション能力が高く、他人と積極的につながりたい人」が住む場所、というイメージが強いかもしれない。 だが、著者が見出したシェアハウスの定義はかなり違う。そこで営まれる関係性には「人生の中間地点」「避難場所」「試行錯誤の場」としての役割があるというのだが……。 人間関係において「こうあるべき」という理想像に苦しめられているすべての人に届けたい。 シェアハウスは、あなたを救う一つのカギかもしれない。

次世代の教科書」編集部/妄想講義シリーズ 第11巻

「面白くて役に立つ本を次世代へ」をコンセプトに、まだ世の中であまり知られていないけれど、面白くて重要な気づきを与えてくれる内容に光を当てる「次世代の教科書」編集部の新シリーズ。

今回は「妄想」をテーマに、明るい未来を作るための「考える力」を習慣にする講義シリーズです。「賃労働」「不妊治療」「SNS時代のコミュニケーション」「エアコンのない生活」など、テーマは多様で今もっとも新鮮でリアルな価値観やテーマを学ぶことができます。多様な執筆人が「妄想」を語り、読者に新しい未来の可能性を与えます。

オムニバス単行本

正解がない時代を楽しく生きるために、「考える力」を習慣にできる! 24人の[次世代の]識者が明るい未来の描き方と作り方を語る講義集。
[次世代の]識者、24人の文章がまとめて読める『妄想講義 明るい未来の作り方と描き方』単行本は大好評発売中です。

ご購入はこちら

単行本電子書籍版

電子書籍版は金風舎DCH限定発売です。
金風舎DCHの電子書籍には専用アプリのダウンロードは不要です。また音声読み上げ機能に対応しています。
詳細は以下をご確認ください。

著者プロフィール

堀内翔平(ほりうち・しょうへい)

1991年生まれ。京都大学人間・環境学研究科修士課程修了。京都精華大学非常勤講師。血縁・恋愛・結婚に基づかない共同生活である「シェア居住」を対象に「親密な人間関係」について研究している社会学者。自身もシェアハウスに9年居住している。
京都市左京区の不動産会社「ShuJu不動産」の代表・宅建士としてシェアハウス等の仲介・管理業を営んでいる。研究と実践の両方のアプローチからシェア居住の普及推進活動をおこなっている。