書籍名:今日を生き抜くための「妄想力」
Outline書籍の概要
音楽家、漫画家、イラストレーター、VJ・DJ、批評家、キュレーター、ネットレーベルの主催…… 横断領域的な活動を展開するアーティスト、駒澤零。マルチというべきか、ノンジャンルというべきか。そんな駒澤が書く「公共性のない独自視点」の重要性。ひらたく言えば、かけがえのない「個性」を大事にすること。それは普遍的なテーマでありながら、決して属人的にはならず──「そんな才能あるアーティストに「個性が大事」なんて言われても」という感想には決してならない客観性をもちながら──そして具体性も欠かすことなく、説得的に語られる。
さまざまなコンテンツを摂取し、それを自らも発信していく受け手であり担い手でもあるアーティストが語る「あまりにも快楽や刺激が氾濫している社会」の現状と、そのなかでどのように自分を保ち続けることが可能なのか。そこで「妄想」する力の重要性が立ち現れる。誰かに否定されても、疑いの目を向けられても「私はこれが良いと思うんだ」と独自の価値判断を信じ続けること。それはまさしく「妄想」と呼ばれるものかもしれなけれど、それこそが今の時代で最も必要となっているのだと。 同時に紹介される「妄想」の産物ともいうべき様々な作品。そして、この文章もまた駒澤の「妄想」が産んだ作品の一つになっている。
「次世代の教科書」編集部/妄想講義シリーズ 第10巻
「面白くて役に立つ本を次世代へ」をコンセプトに、まだ世の中であまり知られていないけれど、面白くて重要な気づきを与えてくれる内容に光を当てる「次世代の教科書」編集部の新シリーズ。
今回は「妄想」をテーマに、明るい未来を作るための「考える力」を習慣にする講義シリーズです。「賃労働」「不妊治療」「SNS時代のコミュニケーション」「エアコンのない生活」など、テーマは多様で今もっとも新鮮でリアルな価値観やテーマを学ぶことができます。多様な執筆人が「妄想」を語り、読者に新しい未来の可能性を与えます。
オムニバス単行本
正解がない時代を楽しく生きるために、「考える力」を習慣にできる! 24人の[次世代の]識者が明るい未来の描き方と作り方を語る講義集。
[次世代の]識者、24人の文章がまとめて読める『妄想講義 明るい未来の作り方と描き方』単行本は大好評発売中です。
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