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書籍名:地に足をつけて飛べ
Outline書籍の概要
本作では、著者が横浜の妙蓮寺のアパートから鎌倉の一軒家へと引越しをしたエピソードにまつわる妄想=青写真を赤裸々に公開。「妄想ノート」と名付けられたそれには、引越し先の家について、どんな条件の家かというだけでなく、そこに住むことで自分の生活やキャリア、心にどんな好影響があるかまでを見据えた自由なブレストが綴られている。
一見して個人的な生活の雑記といった文章の中に、疲れた心を浄化してくれるようなヒーリング効果が溢れているところだ。「そうそう、こういうことが大切だったよな」と無理なく気づかせてくれるのだ。
そしてもっと凄いのは、単に癒しを与えてくれるだけでなく、思わず深く頷いたり、ううむと唸ってしまうようなキラーフレーズを隠しているところだ(これが、安達さんの文章が単なるチキンスープではなく「生姜の効いた」チキンスープである所以である)。
”別に現実にならなくていい。自由に通っていくのが楽しい。自由に絵を描く妄想には、現実ですり減ってしぼんだ精神を癒す、実態のない栄養価がある。”(本文より引用)
自分の中で自由に繰り広げられる妄想。現実にならなくても、いや現実から遠いからこそそれは豊かさを増し、現実の制約や重圧ですり減ってしまった心にみずみずしさを取り戻してくれる。
妄想でしか得られない栄養素が、たしかに存在するのだ。 そしてその栄養は、現実を進んでいく自分にとっても確かに糧になる。
人間の弱さや、現実のままならなさを無視せずに、それでも強かに、細やかな幸福を忘れずに生きていく。そんな道行きへの、追い風のように爽やかな応援をしてくれる。
「次世代の教科書」編集部/妄想講義シリーズ 第1巻
「面白くて役に立つ本を次世代へ」をコンセプトに、まだ世の中であまり知られていないけれど、面白くて重要な気づきを与えてくれる内容に光を当てる「次世代の教科書」編集部の新シリーズ。
今回は「妄想」をテーマに、明るい未来を作るための「考える力」を習慣にする講義シリーズです。「賃労働」「不妊治療」「SNS時代のコミュニケーション」「エアコンのない生活」など、テーマは多様で今もっとも新鮮でリアルな価値観やテーマを学ぶことができます。多様な執筆人が「妄想」を語り、読者に新しい未来の可能性を与えます。
オムニバス単行本
正解がない時代を楽しく生きるために、「考える力」を習慣にできる! 24人の[次世代の]識者が明るい未来の描き方と作り方を語る講義集。
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