書籍名:うわの空のすすめ

うわの空のすすめ

著者:暮田真名

定価:800円+税

Outline書籍の概要

自分が見つからない人のための現代川柳案内

若干20代ではやくも句集を商業出版するなど、現代川柳界のホープとして活躍めざましい暮田真名。彼女の作る句は、ユーモラスでありながら「その手があったか」と膝を打ってしまうような、言葉の新しい側面や面白さを見せてくれる。 そんな川柳の極意を追求し続ける彼女は、いったいどんな人生を辿ってきたのか。そして、川柳の面白さはどこにあると考えているのか。

本書では、「古めかしく時代遅れ」「なんだかパッとしない」という印象の強い川柳が持つ隠された魅力を再発掘する。 創作に興味のある読者はもちろん、言葉との向き合い方に悩むすべての人に新しいヒントを与えるだろう。

【「次世代の教科書」シリーズ第4弾】

「私にとって川柳との出会いは、自己否定の堂々巡りを断ち切る鋏(はさみ)のようなものでしたー。」

20代にして句集を出版し、現代川柳界のホープとして注目を集める著者もかつては、言葉による自己表現に悩む一人だった。 「やりたいことが見つからない」 「自分には個性が何もない」 「自分の作るものに満足がいかない」 そんな悩みを抱く人こそ、川柳を通して初めての自分に出会えるかも?

・若手が語る川柳の面白さとは

・「自分を手放す」川柳作りとは

・川柳マインド=「うわの空」になることの真意とは

著者自身の人生や、創作の極意を語ったインタビュー録。 個性的な生き方を求められる現代社会に疲れている人へ。川柳は一つのオアシスかもしれない。

※本書は、金風舎がお届けする固定観念を更新する出版シリーズ「次世代の教科書」の第4弾です。

立ち読み版リンク

https://r.binb.jp/epm/e1_311209_05082023130700

【次世代の教科書シリーズについて】

金風舎発の若者向け書籍シリーズです。
未来の見通しがますます悪くなり、画一的な生き方では幸福になることが難しくなっていく時代。そんななかでも強く、賢く生きていくための知恵を集めています。

このシリーズでは、「問いかけ」という姿勢を大事にしています。一つの答えや主張を押し付けるのではなく、読者自身が考え抜いて自分なりの答えを出せるように導いていきます。

「先行き不透明な時代を生き抜くすべての人へ」。

困難な時代を、ともに生き抜いていきましょう。

Contents目次

はじめに 

暮田真名第一句集『ふりょの星』より抄録 

第1章 ベッドから起き上がれなくても読める「川柳」という文学   

 - むかしは絵を描くほうが好きだった   

 - 短歌は、展示された「うつわ」?  

 - 疲れて小説が読めない人こそ川柳を読もう   

 - ありのままの自分を受け入れられなかった学生時代   

 - 周囲に助けを求めることは「脱落」ではない 

第2章 「自分」を、手放してみる   

 - 川柳は一番自由度が高い表現?   

 - 「十二月」に意味なんてない?   

 - 思いついたらとにかくメモる!   

 - 稼げなくたって、やめる必要はない   

 - 自分を出さなくても、楽しめる   

 - やりたいことがない人こそ、川柳を。   

 - ルールに身を委ねる楽しさもある   

 - 「歌の歌詞」と「お笑い」は川柳に近い? 

第3章 「うわの空」のすすめ  

なによりもまず心身の健康が第一  

自分という生き物の未知の部分を知る  

ままならない自分を楽しむ  

つらい時は「うわの空」になる 

おわりに 

参考書籍・リンク 

著者プロフィール



著者プロフィール

暮田真名(くれだ まな)

1997年生。
川柳句集『ふりょの星』(左右社)、『補遺』『ぺら』(ともに私家版)。
ゆにここカルチャースクール、NHK文化センター青山教室などで講師を担当。