書籍名:介助者と家出できる未来
Outline書籍の概要
介助が必要な障害者があたりまえに身近にいる未来
あなたの日常は当たり前ですか?
服を着ること、トイレに行くこと、iPhoneのサイドボタン押すこと、じゃがりこの蓋を開けること、ピアスをつけること。手や腕の力がほとんどなく、日常生活のほぼ全ての動作に介助者が必要だった場合、これらの日常はどうなるのだろうか。
脊椎性筋萎縮症(SMA)という全身の筋肉が徐々に衰えていく進行性かつ先天性の難病をもつ著者の生活には、常に「他人」がいる。生活を送るのに他者を介在する生活、それが彼女にとって「日常」なのだ。今日をどう過ごすかを自分で決めて、選べる日常。「自分の生活の主人公」でいられるということは、”普通”ではないのかもしれない。
障害を持つ人々の生活は開かれつつあるが、未だ社会的な圧力や障壁は根強い。制度やサービスがあっても、障害を持つ人も自由に暮らすための権利保障は多くの人の意識にはないだろう。障害者の暮らしは「他人事」なのだろうか。生まれた環境や身心的な状況で、自由な未来を思い描くことすらできない社会は明るいのだろうか。
いつか生まれるかもしれない大切な命が、今身近にいる人が、突然「障害」を持つ可能性は全ての人に等しくある。だからみんなで一緒に考えてみたい。本当の意味ですべての人にとって明るい未来が何かを。
介助が必要な人が私たちの身近にいる未来。全ての人の「当たり前」が一つ全身するきっかけを作るのは、これを読んだあなたかもしれない。
「次世代の教科書」編集部/妄想講義シリーズ 第8巻
「面白くて役に立つ本を次世代へ」をコンセプトに、まだ世の中であまり知られていないけれど、面白くて重要な気づきを与えてくれる内容に光を当てる「次世代の教科書」編集部の新シリーズ。
今回は「妄想」をテーマに、明るい未来を作るための「考える力」を習慣にする講義シリーズです。「賃労働」「不妊治療」「SNS時代のコミュニケーション」「エアコンのない生活」など、テーマは多様で今もっとも新鮮でリアルな価値観やテーマを学ぶことができます。多様な執筆人が「妄想」を語り、読者に新しい未来の可能性を与えます。
オムニバス単行本
正解がない時代を楽しく生きるために、「考える力」を習慣にできる! 24人の[次世代の]識者が明るい未来の描き方と作り方を語る講義集。
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